2016年9月28日水曜日

9月28日 建設現場に洋式トイレ義務化 女性も快適にの記事から職場環境を考える

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

9月28日 建設現場に洋式トイレ義務化 女性も快適にの記事から職場環境を考える

9月28日水曜日。今日は、職場環境に関する気になる記事がありました。

※毎日新聞より引用

<国交省>建設現場に洋式トイレ義務化 女性も快適に
毎日新聞 9月28日(水)10時55分配信

 国土交通省は、同省から土木工事を受注した建設業者に対し、水洗機能が付いた洋式の仮設トイレを作業現場に設置することを義務付ける。「快適トイレ」と名付け、10月以降に入札手続きをする工事に適用する。女性が働きやすい建設現場にするのが目的だが、洋式の需要を高めることでレンタル業界での備蓄を進め、ひいては災害時に活用できるようにする「一石二鳥」を狙う。

【便器のなめらかさは職人の技】
 建設現場で働く女性の割合は、2012年の国の調査で3%、約10万人にとどまっている。高齢化に伴う人手不足のなか、国交省や業界は女性を重要な担い手と位置付け、19年までに倍増させようとしている。しかし建設現場のトイレは、靴についた泥などで服が汚れやすいのに、和式が中心で女性に敬遠されてきた。

 国交省は昨年度、建設現場に洋式トイレを試験導入した。トイレの前に目隠しのついたてを置いたり、消臭対策や鏡を設置したりしたところ、男女問わず「快適だ」と高評価だった。ただ、洋式のレンタル料金は月3万~5万円と和式の5000~1万5000円に比べて割高だ。このため国がトイレ1基当たり上限4万5000円を補助して普及を後押しすることにした。

 一方、災害時に避難所で設置される仮設トイレは和式がほとんどだ。女性だけでなく、足腰が弱い高齢者や和式に慣れない子どもたちから「使いづらい」と問題視されてきた。

 NPO法人日本トイレ研究所(東京都港区)の加藤篤・代表理事によると、熊本地震の被災地では、しゃがむことが困難な高齢者が和式便器に直接座ってしまうケースがみられたという。加藤さんは「衛生面からも尊厳の面からも問題だ」と指摘する。

 大手仮設トイレメーカーで貸し出しもする「日野興業」(千葉県市川市)の担当者は「レンタル用の9割超が和式。洋式のニーズが増えて稼働率が上がれば自然に備蓄が進み、避難所でも洋式が使われるようになるはず」と国交省の取り組みに期待する。【山田麻未】

※引用終わり。

この記事から、私は職場環境改善に繋がる良い事例だと私は思いました。私自身、建設業の顧問先が多く、建設業慢性的な人手不足で苦しんでいるのが実情だと思います。

記事の通り、建設業の女性従業員は、事務員さんを除くと極めて少ないのが実情です。「少ない現状を改善するには、今後どうすればいいか?」という問題の1つの答えが、今回の記事だと思います。今までの「当たり前」が、今後の「当たり前」ではないと思います。

細かい事例ですが、トイレの事例も、和式が「当たり前」を洋式に変更することにより、職場環境改善になります。職場環境改善を行い、業界・会社のイメージ(雰囲気)を変える事は、求人・人材確保に大きく繋がると私は思います。

例えば、私自身、旅行をするのが好きで鉄道をよく利用しますが、昔に比べ、明らかに女性の運転手さん・車掌さん・駅員さんが増えています。今までの当たり前では、鉄道会社は男性の世界と私は思っていましたが、明らかに鉄道業界は、女性従業員が増えていると実感します。それは、職場環境改善を含む労務管理改善の賜物であると私は思います。

今後、建設業界等人手不足に悩む業界においても、職場環境改善による人材確保も、積極的に行う必要があると思うこの頃です。



※写真は今日の夕食で、おでん・鮭のホイル焼きです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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