2017年11月29日水曜日

11月29日 ブラック企業・グレーな企業でも、労務管理改善のお手伝いをします。

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
11月29日 ブラック企業・グレーな企業でも、労務管理改善のお手伝いをします。

11月29日水曜日。私自身、社労士として、そして採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者として「こだわっていること」があります。それは、「問題を抱えた」企業に対する対応です。

多くの中小企業は、多かれ少なかれ「問題」を抱えています。たとえば、残業時間・残業手当・年次有給休暇等労働基準法違反の問題を抱えている企業も多いのが、事実です。最近は、ブラック企業と言う言葉を新聞やネット記事等で多く見かけます。ブラック企業までいかなくても、グレーな企業は多く存在していると仕事柄思います。

ブラック企業「けしからん」と言うのは、簡単です。慢性的な人手不足・人材不足の現在、ブラック企業のままでは、人材が確保できず、企業の事業継続に大きな支障が出ると思います。実際、「人材不足」による倒産も、ちらほら目にします。ネット社会の現在、悪い口コミ・悪い噂は、早く広まります。

私自身、現時点で「ブラック企業」であっても、グレーからホワイトへと「改善する意思」があるならば、一緒に考え・悩み、一つづつ改善するお手伝いをしています。実際、労働監督署の調査対応労働トラブルの対応等は、私自身、今までガチンコで対応し、改善してきました。

一部の社労士の先生やコンサルタントの方には、「カッコいい事」「綺麗な事」をネット・ブログ等で書いている反面、「グレーな企業」「問題がある企業」については、「逃げている」「対応していない」事例を見受けます。私は、たとえ現在「法違反状態」「問題が多い」「グレーな企業」「ブラック企業」であっても、今後「改善する意思」があるならば、一つづつ改善出来る所から、一緒に解決すべく、お手伝いを続けたいと思っています。

正直、「キレイ事」しか言わない方や書かない方は私自身、好きではありません。私は、汚い事・エグイ事も知ったうえで、各企業の良い所悪い所も理解したうえで、今後もガチンコ改善のお手伝いをしていきたいと思います。


※写真は先日の夕食で、寄せ鍋・高野豆腐・切り干し大根・おから・キャベツの塩昆布あえ・大根とキノコの煮浸し等です

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。







2017年11月27日月曜日

11月27日 絶好調だったサンマルクが急失速した理由から人材不足を考える

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
11月27日 絶好調だったサンマルクが急失速した理由から人材不足を考える

11月27日月曜日。今日は、サンマルクに関する気になる記事がありました。

※東洋経済より引用

絶好調だったサンマルクが急失速した理由
11/19(日) 5:00配信 東洋経済オンライン
 拡大路線をひた走ってきたサンマルクホールディングス(HD)に“異変”が起きている。

同社はカフェ「サンマルクカフェ」やベーカリーレストラン「サンマルク」を柱に事業を展開し、前2017年3月期まで4期連続で最高純益を更新するなど好調な業績を維持してきた。

 ところが、11月14日、今2018年3月期の通期業績計画を下方修正した。期初時点では売上高718億円(前期比6.4%増)、純利益47億円(同6.0%増)と、過去最高純益を達成する計画だった。

人手不足で接客ができない店舗も
 今回の修正計画では売上高692億円(同2.5%増)と増収を維持するものの、純利益が36億円(同16.9%減)と、一転して大幅減益の見通しとなった。15日に行われた決算説明会の席上で、サンマルクHDの綱嶋耕二専務は「急な好転は望めない」とうなだれた。

 チョコレート入りのクロワッサン「チョコクロ」が若い男女に支持されるなど、固定ファンの多いサンマルクHDの業績にブレーキがかかった理由はいくつかある。

1つ目は既存店の苦戦だ。当初は通期で前期並みと見込んでいた既存店売り上げが、今回の修正で前期比2.5%減の見通しとなった。

 上期(2017年4~9月期)の立地別の状況を見ると、駅ビル内店舗などは前期比1~2%減で推移。ショッピングセンター内店舗は5~6%減、郊外型店舗も5%減と落ち込んだ。綱嶋専務は「顧客の節約志向の流れが続いている」と、個人消費が本格回復に至っていないことが既存店不調の要因だと説明する。

 外食業界全体の人手不足を受け、十分な人材を集めることができなかったことも痛い。一部店舗では、満足いく接客ができずに来店客が帰ってしまうケースも散見された。

 もう1つの理由は、出店計画の大幅な遅れだ。サンマルクHDはこれまで、積極出店を成長の原動力としてきた。2015年3月期は94店舗、2016年3月期は93店舗と高い水準で出店を続けた。

 だが、2017年3月期は68店舗とペースダウン。今2018年3月期も期初時点では86店舗の出店を計画していたが、「現実的にはこの数字は無理」(綱嶋専務)と判断し、63店舗へと修正。駅ビルや駅内への出店を目指したが、賃料高騰で条件の折り合わないケースが多発したほか、十分な人材を確保できていないことも響いた。

■社長の復帰時期は先送り
 こうした結果、前期までの新店効果で増収はキープするものの、十分な売り上げが確保できないことに加え、じわじわ上昇する人件費などの負担増を補えない構図となった。

 サンマルクHDはこれまでにも大幅減益の局面はあった。しかし、今回の減益見通しの背景にはある“特別な事情”が存在する。経営トップの不在だ。

 実質的な創業者であり、1989年の創業から30年弱で全国的なチェーン店へと押し上げた片山直之社長(59)が病気を患い、現在も自宅療養を続けている。メールなどで経営数値や幹部社員の日報などをチェックし、会社にも時折顔を出してはいるという。

 当初は下期(2017年10月~2018年3月)に本格復帰する予定だったが、今回の決算発表で2019年3月期中の復帰へと遅れることが発表された。綱嶋専務は「順調に回復しているが、完全に戻れるように万全を期す」と強調する。

 会社側は「片山社長の病気が出店計画に影響していることはない」と主張するが、店舗開発や商品開発を中心となって進めてきた片山社長の不在による影響は小さくないはずだ。牽引役不在のこの局面をどう乗り切るのか。サンマルクHDの底力が試されている。

※引用終わり。

最近、人材不足・人手不足による業績低下営業時間短縮・店休日等の記事が目立ってきたような気がします。今回のサンマルクの記事においても、人手不足・人件費上昇に関する記述が気になりました。いまや人手不足に伴う人材確保人材定着化は、企業の事業継続における必須課題であると私は思います。

ネット社会の現在、ネットで求人情報が手に入り、口コミ含め会社の情報も手に入りやすくなりました。また業界の情報も、悪い情報は特に広がりやすくなったような気がします。記事のサンマルク等飲食業は、ワタミ等一部の飲食業における過重労働・パワハラ等「悪い評判」により、業界全体に影響が出ているように思えてなりません。

しかし慢性的な人手不足に対して、手をこまねいてる場合では無いと私は思います。積極出店に対し、今後の人材確保は難しいと私は思います。人手不足だからと言って、外国人労働者活用をする場合も多いですが、継続的な雇用継続を考えると個人的にはお勧めできません。

また、衰退する飲食店の共通点として、社労士から見て下記の共通点があると思います。

売上が上がると、すぐに店舗を増やし、多角化事業拡大し、新規採用を増やす。
・新規採用者が多い反面、即戦力を求め、ちゃんと教育しない為、すぐ退職するため従業員が定着しない。結局売上が下がり、人件費が多大に発生し、赤字になる。
・即戦力ばかり求めて社内教育せず、定着しないため入退社が激しく、「人材の自転車操業」を繰り返している。
採用した従業員に完璧を求め、促成栽培的な教育をした挙句、従業員が壊れて辞める。

今後、飲食業においては、既存店舗の人員確保と定着を重点にした方が良いと思います。事業拡大は、既存店の人材・事業安定を確認してから、「少しづつ」着実に行う事をお薦めします。


※写真は先日の夕食で、鯛のバジルソース・水菜のサラダ・豚汁・おから等です

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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2017年11月16日木曜日

11月16日 会社側からの社労士会ADR活用で、円満解決を

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
11月16日 会社側からの社労士会ADR活用で、円満解決を

11月16日木曜日。先週末、社労士会労働紛争解決センター福岡 紛争解決手続代理業務研修会が開催され、参加しました。今回は、弁護士渡邊洋祐先生による高齢者雇用に関する実務上の諸問題」と社会保険労務士・奥村隆信先生による「トラブル解決請負人に学ぶあっせん活用術」が大きな内容でした。

今後は、定年後における高齢者雇用に関しては、少子高齢化社会かつ慢性的な人手不足の現在は、深刻な問題です。特に高齢者雇用安定法改正に伴う「65歳までの雇用確保措置義務化」は、重要です。また、定年後に契約社員としての再雇用時、労働契約法第20条による「不合理な労働条件の禁止」に対する対処は急務だと改めて実感しました。

また「トラブル解決請負人に学ぶあっせん活用術」より、労働トラブルにおける解決方法として、労働審判訴訟等裁判所レベルを行うでの円満解決が重要であることを改めて実感しました。特に今回は、あっせん手続申立書の書き方等実務的な方法を詳しく説明して頂き、非常に役立ちました。

なお今回の研修で、労使間における労働トラブルを解決するには「今後、どうすればいいか?」と考えると、社内での話し合いで解決できない場合は、「会社側による社労士会ADR」が有効だと私は思います。個別労働紛争におけるあっせんによる解決方法は、都道府県労働局のあっせん制度が有名です。しかし福岡県で社労士をしている私は、福岡県社会保険労務士会のADRをお薦めします。

理由としては、個別労働紛争解決制度としては、都道府県労働局のあっせん制度が有名ですが、福岡労働局のあっせん制度の場合、あっせん委員が「一人」で実施しており、あっせん委員の「当たりハズレ」が大きいと言う情報を複数聞いています。また会社側が明らかに「問題がある」事案にも関わらず、労働者にとって「不利益で・あり得ない」あっせん案を提示された事例も間接的に聞いています。

福岡県社会保険労務士会のADRである「社労士会労働紛争解決センター福岡」は、3人のあっせん委員でじっくり・丁寧に対応しており、しかも私から見ても「レベルの高い先生」があっせん委員をされているので安心できます。今後は、労働者側だけでなく、会社側からも、社労士会労働紛争解決センター福岡のあっせん制度活用をお薦めします。


※写真は先日の夕食で、鰆の西京焼き・ミネストローネ・マカロニサラダ等です

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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2017年11月9日木曜日

11月9日 2018年社労士受験市販テキストの評価と実務で使うこと 

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
11月9日 2018年社労士受験市販テキストの評価と実務で使うこと 

11月9日木曜日。今日は福岡での仕事帰りに、ジュンク堂書店に立ち寄りました。なお社労士試験の合格発表は明日11月10日だったりします。売り場には、2018年社労士受験用市販テキストが一通りそろっていました。

私自身、社労士試験を合格してから約13年経っていますが、社労士受験市販テキストを毎年購入しています。社労士の場合、法改正が激しく、毎年買い替えないと意味が無いと私は思っています。また社労士の場合、社労士テキストの内容と社労士実務の内容が一致してる範囲が多かったりします。

今回、近日買い替え予定の市販受験テキストを比べて読みしました。吟味した結果下記3種類の個人的評価を書いてみます。なお今回は、過去問でも出て、実務でも重要な割増賃金の記述について比較読みしました。

私が初めて受験した時に使っていた「うかるぞ社労士」の最新版です。週刊住宅新聞社が潰れてしまい、どうなるか?と思いましたが、中央経済社が継続して出版してくれたので良かったです。中身的には、「昔ながら」本文と欄外の記述で、図表が多いです。
割増賃金の記述ですが、出来高払いの場合における割増賃金計算方法時間外労働が継続して翌日に及んだ場合割増賃金計算に関する記述が、お粗末でした。受験生は、読んで理解できないと思います。最近の難化した社労士試験には厳しいと思います。

通信教育で有名なユーキャンですが、テキストは、図表もわかりやすく、非常によく出来ています。割増賃金の記述ですが、出来高払いの場合における割増賃金計算方法は中途半端な記述でした。なお時間外労働が継続して翌日に及んだ場合割増賃金計算に関する記述は、しっかり記述されており、わかりやすいです。

オールカラーの見やすいテキストです。図表もユーキャンほどではないですが、わかりやすいです。割増賃金の記述ですが、出来高払いの場合における割増賃金計算方法は若干分かりにくいですが、詳しい記述でした。なお時間外労働が継続して翌日に及んだ場合割増賃金計算に関する記述も一通り記述されています。

以上の点で、来年実務で使う社労士受験市販本は、個人的にはU-CAN又はTACのどちらかにしたいと思います。なお受験レベルでは、TAC出版 2018年度版 よくわかる社労士 合格テキストが一番だと思いますが、ボリュームが凄いので再受験者向けだと思います。

なお社労士受験市販テキストですが、私の場合、知識忘却防止法改正勉強顧問先での説明、(索引があるので)辞書代わりに利用しています。今後も、社労士市販受験テキストと共に勉強継続と実務に励みたいと思います。


※写真は今日の夕食で、自家製牛丼・味噌汁等です

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2017年11月6日月曜日

11月6日 退職時の手続きと退職後の手続きで思った事

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
11月6日 退職時の手続きと退職後の手続きで思った事

11月6日月曜日。今日は、顧問先を訪問し、退職に関する手続きの説明等を行いました。中小企業において、自己都合であれ会社都合であれ、会社としての退職時手続き及び労働者としての退職後の手続きは重要です。

退職時は、健康保険・厚生年金保険資格喪失手続き雇用保険資格喪失手続き・離職票の発行等が必要です。通常の中小企業は、退職時の手続きで終わり、退職後の労働者がどうしたらいいのか?を退職者にしていないような気が私はします。

今回は、顧問先の退職予定者に下記の点を説明しました。
・退職後のハローワークでの手続きの流れ
健康保険任意継続被保険者制度国民健康保険制度の違い、手続きの流れ
国民年金の免除申請について
・その他

私自身、社労士として、顧問先の要望に応じて、退職予定者に顧問先事務所で直接説明することも行っています。特に円満退社だけでなく、労働トラブル解決後の退職において、ちゃんとした退職後の流れを説明することは、退職者の不安を取り除き、安心感を持っていただく点でも非常に重要であると思います。

今後、私自身、町医者の立場で、「退職後の説明」に関しても、今後も顧問先の要望に合わせて対処していきたいと思います。


※写真は先日の夕食で、自家製おでん・鰆の西京焼き・きんぴらごぼうです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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2017年11月3日金曜日

11月3日 企業における受動喫煙対応から採用・労務管理を考える

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
11月3日 企業における受動喫煙対応から採用・労務管理を考える

11月3日金曜日。今日は文化の日ですが、禁煙に関する気になる記事がありました。

※NIKKEI STYLEより引用

ケンタやデニーズも「全席禁煙」 分煙はバイト採れず
11/3(金) 7:47配信 NIKKEI STYLE
居酒屋大手のワタミは、一部の店舗で喫煙ルームを設け、全席禁煙にしている
 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて屋内禁煙の機運が高まるなか、外食業界が分煙席を設けない全席禁煙にカジを切り始めた。先行する日本マクドナルドなどに続き、日本KFCホールディングスやファミレス「デニーズ」も全店で踏み切る。背景には来店客だけでなくアルバイトの従業員までたばこの煙を嫌っていて、従来の分煙では採用が難しくなってきたことがある。人手不足が外食各社の背中を押した格好だ。

 外食業界は禁煙強化に慎重論が根強い。飲食や飲酒と喫煙は親和性が高く、喫煙客の反発から短期的な売り上げ減少が避けられないためだ。ただ若年層の喫煙率が下がるなか、各社は将来にわたって来店してもらうためには禁煙が不可欠とみている。

 東京都が屋内を原則禁煙とする条例案を18年2~3月の都議会に提出する動きを先取りし、各社は全国の店舗に全席禁煙を広げようとしている。多くは席と別に喫煙スペースを設けるが、敷地内では一切吸えないようにするケースもある。

 日本KFCは約1150店舗ある全国のケンタッキーフライドチキンで全席禁煙にする。18年3月までに約320店舗の直営店を完全に禁煙にし、約830店舗のフランチャイズチェーン(FC)店は改装に合わせて順次切り替える。FC店には当初、慎重論もあったという。近藤正樹社長は「今後の顧客の主体になる家族層に配慮した。将来に向けた一手だ」と語る。

 セブン&アイ・フードシステムズも約380あるすべてのデニーズを原則禁煙にする。壁紙を取り換えたり、喫煙ルームを置いたりする設備改修に順次着手する。

 各社はあらゆる年齢層で嫌煙家の広がりを感じており、「喫煙席の周辺にすら嫌悪感を示す人が多くなった」(大手外食)との声が聞かれる。喫煙客が離れても「長期的には家族客の定着で売り上げは回復する」(日本KFC)とみている。

 居酒屋も例外でなくなりそうだ。串カツ田中は10月から新川崎鹿島田店(川崎市)で週末を全席禁煙にした。1階が喫煙席、2階が禁煙席だが、家族客から全席禁煙を望む声が多かった。実験的に実施し、週末の全国の店に広げる検討を始める。ワタミも一部店舗で同様の試験を始めた。

 外食大手で全席禁煙は日本マクドナルドやロイヤルホスト、スターバックスコーヒーなど一部にとどまる。家族客が中心だったり、店舗のイメージを重視したりする外食が採用していた。

 それが広がるのは東京都の受動喫煙防止に向けた動きが原因だ。20年の東京五輪・パラリンピックをにらみ、屋内を原則禁煙とする罰則付きの条例制定に動いている。全国の自治体に波及する可能性もある。サイゼリヤは「都の条例制定を前提に先に動く」(堀埜一成社長)としており東京都と埼玉、千葉、神奈川の3県で新規出店の全席禁煙を決めた。

 外食業界は人手不足が深刻だが「喫煙席の吸い殻の掃除が嫌で辞める人も多い」(大手外食)。非喫煙の店員が喫煙席で接客するのはストレスが大きく、分煙は店舗運営上も問題になりやすい。

 喫煙者が多い喫茶業界は「条例の制定を待つ」(ドトールコーヒー)と慎重な姿勢を崩さない。ただ客が店舗に禁煙を求めるケースは増えると各社は感じている。家族層の呼び込み、人手確保、店舗運営のあらゆる面で全席禁煙が避けられなくなっている。

※引用終わり。

最近、記事のような全国展開の飲食店において、全席禁煙を実施するようになりつつあります。理由としては、喫煙を嫌う来店客だけでなく、店舗で働くパートタイマー等労働者においても喫煙を嫌う傾向が強くなっているようです。実はイギリスやオランダ、北欧等ヨーロッパは、ホテル内やレストラン等屋内全面禁煙の反面、路上等屋外では喫煙しまくってたりします。

健康増進法第25条で、「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。」と努力義務を設けています。

また、平成27年6月1日から労働安全衛生法の第68条の2受動喫煙の防止)で、「事業者は、労働者の受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するため、当該事業者及び事業場の実情に応じ適切な措置を講ずるよう努めるものとする。」と定められています。

私自身、元々1日に2箱吸うヘビースモーカーでしたが、約20年ほど前に禁煙して以来吸っていません。煙草の匂いに関しては、私自身、正直嫌なのが本音です。しかし元々煙草を吸っていたので、煙草を吸う人の気持ちもわかります。なお顧問先では、経営者が喫煙家だと事務所は喫煙可能で、経営者がタバコを吸わない場合、事務所禁煙の場合が多かったりします。

しかし時代の流れと共に、記事のように顧客だけでなく、雇用する労働者にも配慮せざるを得ない状況になりつつあるのも事実です。企業として、事務所建物全面禁煙又は喫煙室以外禁煙など配慮が必要であると思われます。また「受動喫煙防⽌対策助成⾦」という助成金の活用も検討する余地があると思われます。

今後は、喫煙と顧客・労働者への健康配慮も考えざるを得ないと、時代の流れと共に実感するこの頃です。また採用・雇用に関しても、会社としての受動喫煙防止措置の明示求人情報に明示する必要があると思います。

 

※写真は先日の夕食で、地元デパート岩田屋での特売刺身盛り合せと自家製親子丼です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
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