2018年6月28日木曜日

6月28日 IT講師刺殺事件から、ネットにおける誹謗中傷・荒らしに関する対処法で思ったこと

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
6月28日 IT講師刺殺事件から、ネットにおける誹謗中傷・荒らしに関する対処法で思ったこと

6月28日木曜日。今日は、IT講師刺殺事件に関する気になる記事がありました。

※西日本新聞より引用

仕事辞め途切れた会話 容疑者父「ネット中傷知らず」 IT講師刺殺
西日本新聞2018年06月28日 06時00分

 「真面目で優しい子だったはずなのに…。いまだに信じられない」。福岡市中央区大名2丁目の創業支援施設で、IT関連セミナー講師で東京都の会社員岡本顕一郎さん(41)が刺殺された事件で、殺人容疑などで逮捕された同市東区、無職松本英光容疑者(42)の父親(68)が27日、熊本県天草市の自宅で西日本新聞の取材に応じ、苦しい胸中を語った。

 「息子さんを留置しました。容疑は殺人です」。事件発生の翌日、福岡県警からの連絡で息子の逮捕を知った。言われるがまま着替えを持って留置先の福岡中央署に向かった。「いきなり殺人と言われ、頭が真っ白になった」

 松本容疑者は高校まで天草市の実家で過ごし、九州大学に進学、福岡市内で1人暮らしを始めた。真面目で読書好き。中学時代から成績は良く、当時から九大を目指していた。「地元で九大に進学する生徒は少ない。合格した時は本当にうれしかった」と当時を振り返る。

 中学ではソフトテニス、高校では剣道に打ち込んだ。中学の同級生は「おとなしくて真面目だった印象しかない。殺人事件を起こしたなんて信じられない」と口をそろえる。

 8年間在籍した大学ではイスラム文学や中国文学を学んだ。在学中の2000年から福岡県内のラーメンの製麺工場アルバイトを続け、08年には正社員に。

 「仕事ぶりは真面目だった」(同工場)。しかし12年に突然、一身上の都合を理由に退職する。父親は退職したことを周囲から知らされた。本人には理由を聞けず「次を見つけて働けよ」と励ますのが精いっぱいだったという。

 それ以降、電話に一切出なくなった。連絡を交わすのは月1回の携帯メールのみ。「『元気か』『大丈夫か』と尋ねても、いつも『元気よ』の一言だけ。それでも生きてくれさえいればいいと思っていた」

 立ち直るのを信じ、アパートの家賃代として月3万6千円の仕送りを2年間続けた。最後に会ったのは昨年5月。心配になって自宅アパートを訪れ、一緒に食事をした。ネットで他人への誹謗(ひぼう)中傷を繰り返していたことは「全然知らなかった」という。

 「会ったら『ばか野郎』と叱りたい。なんで人を殺してしまったのか。被害者には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と声を詰まらせた。

■2時間超待ち伏せか

 福岡市中央区の創業支援施設で、IT関連セミナーの講師をしていた男性を殺害した疑いで逮捕された松本英光容疑者(42)が事件の2時間以上前から施設内で待ち伏せしていた疑いがあることが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、殺害された東京都の会社員岡本顕一郎さん(41)は事件当日の24日、施設の1階会議室でセミナーを開催。少なくともセミナーが始まった午後5時半ごろには、松本容疑者が施設内をうろつく姿が防犯カメラの映像に写っていたという。

 福岡中央署の調べに、松本容疑者は「会議室から被害男性に付いていき、トイレで用を足しているところを刺した」と供述。松本容疑者はセミナー終了直後の午後8時ごろ、トイレに入った岡本さんを背後から襲っており、署は待ち伏せして犯行の機会をうかがっていたとみている。

 岡本さんの上半身には十数カ所の刺し傷があり、一部は首と胸を貫通していた。凶器は刃渡り約16・5センチのレンジャーナイフで、松本容疑者は「格好良いし、サバイバル用に以前から持っていた」と話しているという。

 一方、署は27日、松本容疑者を立ち会わせて同市東区の自宅アパートを捜索。ネット上(のやりとり)で恨んでいたと供述していることから、押収したパソコンを解析するなどして殺害に至った詳しい経緯について調べる。

※引用終わり。

私自身、SNSやブログ等日頃接しています。正直、ネット無しの生活はあり得ない状態です。今回の事件は、私の過去の学歴・経歴や、ネットでの接し方・論議の仕方等を考えさせられた事件でした。

私自身、同志社大学商学部卒業→大手電機メーカー営業→中小企業発電機メーカー営業→社労士受験生をしながら失業と中小企業への転職を繰り返し→社労士試験合格後大手社労士事務所補助員→開業社労士という経歴を経験しました。

加害者の経歴を記事で見た限り、九州大学文学部→某ラーメン店バイト(大学時代含め8年間)→某ラーメン店正社員(約4年間)→失業(6年間?)と言う経歴のようです。高学歴はスゴイと言う意見もありますが、私はそう思いません。

学歴は、1社目への就職には役立ちますが、2社目以降は役立たないばかりか、支障になる場合がある事も、私自身、身をもって経験しました。。。個人的には、学歴も大切ですが、「将来何で仕事をしてお金を稼ぐか?」と言う事を考えて、資格・技能・知識を身に着ける事が大切であると思うこの頃です。

加害者は大学卒業後、1社目を退職した後、2社目で働くことなく、新たに自営をする事もなく、6年間?無職だったようです。そんな無職の状態で、ネットの世界「荒らし」として、日々「悶々と」大口を叩き・喧嘩・争いながら過ごし続けたのでは?と思えてなりません・・・。そんな為か、「ネット弁慶」「低能先生」と言う呼び名が、ネット界でついていたようです。。。

SNS等の世界では、匿名性が高い人に限って「大口をたたき」「喧嘩ごし」「喧嘩を売りまくる」「決めつけ系」「白黒志向」等の方が、一部いらっしゃいます。なお過去に私が、ネットで「大口叩く」方とお会いしたら、非常に大人しく・まじめな方だったことがあります。。。

今回の事件は、「他人事ではない」と実感しています。今後、「ネットとの接し方」を考えさせられる事案でした。私自身、カウンセラーの勉強をしている立場としても、「認知の歪み」等による「感情の爆発」前に、事前対処・初期対応・改善のお手伝いが出来ればと、実感しました。

なおネットで喧嘩になりそうな時は、攻撃的な返答火に油を注ぐ論議はせず、共感できる部分共感できる旨コメントする。又は、コメントしない等の「距離を置く」対処は、必要であると思うこの頃です。


※写真は、先日の夕食で、冷やし中華・手羽先の煮つけ・高野豆腐等です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。







2018年6月14日木曜日

6月14日 市教委幹部、いじめ調査メモ隠蔽を校長に指示から労務管理を考える

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
6月14日 市教委幹部、いじめ調査メモ隠蔽を校長に指示から労務管理を考える

6月14日木曜日。今日は、中学校いじめ隠蔽に関する気になる記事がありました。

※読売新聞より引用
市教委幹部、いじめ調査メモ隠蔽を校長に指示
読売新聞2018年06月04日 01時10分
 神戸市立中学校で2016年10月、いじめを受けていた3年の女子生徒(当時14歳)が自殺する問題があり、同市教委は3日、学校側が自殺直後に同級生から聞き取った調査メモについて、市教委の担当幹部が、当時の校長に隠蔽いんぺいを指示していたと発表した。

 メモについて、学校側は遺族に「存在しない」と回答し、第三者委員会の調査報告書でも「破棄された」としていたが、今年4月に校内で保管されていたことが判明している。市教委は担当幹部らを懲戒処分する方針。

 メモはA4判2枚で、生徒の自殺から5日後の16年10月11日、教員が同級生6人から聞き取って作成。いじめの内容や、いじめを行ったとされる生徒の名前などが記されていた。

※引用終わり。

新聞記事のような、いじめの隠蔽事例が時々新聞記事で掲載されています。何故でしょうか?

私が思うには、市町村教育委員会や学校等で「いじめゼロ」運動を行うと、教育委員会の職員及び校長先生を筆頭に先生方は、記事のような隠ぺい工作及び表向きのいじめがあっても「無かったこと」にしている事例が多いように思われます。

理由としては、いじめがあった事実を正直に上司及び上部機関に報告すると、人事的不利になる」からだと思われます。いわゆる「正直者がバカを見る」パターン(事例)です。その為、組織全体の利益より自己保身に走るのが実態であると思います。

このように、いじめゼロ・労災事故ゼロ・パワハラゼロのような失敗ゼロ」にする事に傾倒すると、自己保身のためにをついたり隠蔽したりするのが常套化すると思われます。これを防ぐためには、下記のような対処が必要だと思います。

・事故・トラブル・失敗等発生自体の責任は、労働者個人を追求するのではなく「会社」「経営者」自体の責任として考える。
・評価すべきは、事故・トラブル・失敗等発生後における労働者の初期対応・対処評価する。
・労働者が事故・トラブル・失敗等を報告・連絡・相談したことは高く評価し、事故・トラブル・失敗等を報告しなかったこと・ウソをついたことに対しては厳しく懲戒処分を行う。

以上のような対処が必要だと思います。

今後は中小企業においても、同じような対処が必要であり、就業規則の懲戒処分等追記した方が良いと私は思います。なお就業規則の見直しについては、私を含む社会保険労務士に相談して頂ければ幸いです。


※写真は、先日の夕食で、酢鶏・おでん・マカロニサラダです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。







2018年6月5日火曜日

6月5日 労働保険年度更新真っただ中。建設業における労働保険年度更新の注意点。

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
6月5日 労働保険年度更新真っただ中。建設業における労働保険年度更新の注意点。

6月5日火曜日。現在、私を含む社会保険労務士は、労働保険年度更新でバタバタしていると思われます。

私の場合、労働保険事務組合に加入していない顧問先事業所等について、現在手続き中です。今日も顧問先を訪問し、賃金台帳等労働保険年度更新に必要な書類や労働保険料申告書の回収をしていました。

私自身、労働相談業務が多いんですが、手続き業務も顧問先の状況や要望等により行っています。したがって6月中旬までは、顧問先訪問→労働保険料計算→労働保険料申告書作成の繰り返しが続きます。今年は、6月中旬頃までに労働保険料年度更新手続代行の依頼を受けている顧問先分について、ほぼ終わらせる目標でやっています。

あと私の場合、建設業の顧問先もあるので、いわゆる二元適用事業所に該当し、計算・書類作成作業が増えます。特に建設業関係に関しては、ある意味「独特な」面があるので、顧問先と状況を確認・打ち合わせしながら行います。

なお建設業の場合、労働保険番号「3つ」あるのが原則だと思います。
1つ目は、雇用保険の労働保険番号。
2つ目は、一括有期事業における「現場労災」の労働保険番号。
3つ目は、「事務所労災」の労働保険番号。

特に3つ目の「事務所労災」は、会社によっては番号自体存在していない場合が時々見受けられます。事務所労災」は、会社事務所内での労災や会社事業所内の置場・作業場等での労災の時に、番号が無いと問題になります。

なので「事務所労災」の労働保険番号が無い場合は、すみやかに事務所労災の労働保険番号を作るための、労働保険関係成立届・労働保険概算保険料申告書等の手続きが必要です。

なお手続きの仕方等不明な点がある場合は、最寄りの労働基準監督署及び私を含む建設業に詳しい社会保険労務士に相談されることをお薦めします。


※写真は、先日の夕食で、自家製炒飯とおでんです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。