2015年3月27日金曜日

3月27日 労使話し合い立会 残業代未払いパン製造大手ドンクを書類送検について

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

労使話し合い立会

3月27日金曜日。今日は午後から、顧問先にて労使間での話し合い立会でした。社労士は代理人にはなれないので、あくまでも中立の立場で立会ます。今回は円満に和解書を労使双方交わすことが出来てよかったと思います。今後も裁判沙汰になる前に、社内での話し合いによる円満解決できるようお手伝い出来れば幸いです。


残業代未払いパン製造大手ドンクを書類送検について

今日は気になる記事がありました。

※産経新聞より引用

サンドイッチ工場でパートに時間外労働月139時間、残業代未払い 「ドンク」を書類送検
産経新聞 3月26日(木)18時54分配信

 パート従業員に139時間に及ぶ時間外労働をさせた上、残業代を一部しか支払わなかったとして、亀戸労働基準監督署は26日、労働基準法違反の疑いで、国内約180店舗を展開するパン製造販売大手「ドンク」(神戸市、中土(なかつち)忠社長)と東京工場(江東区)の元工場長ら2人を東京地検に書類送検した。

 労基署によると、同社は平成25年12月、東京工場でサンドイッチを作っていた20~50代の男女3人のパート従業員(時給900~950円)に、最長月139時間時間外労働をさせた上、残業代3割程度しか支払わなかった疑いが持たれている。残業代の未払いは1人あたり最大月約11万円に及んだという。

 昨年1月にパート女性1人が作業中に脳疾患で倒れ、労災申請が出されたことから発覚。同工場での長時間労働は少なくとも24年4月以降、常態化しており、従業員らは「自分の仕事が遅かった。悪いと思って残業時間を少なく申告した」と話しているという。

 同社は国内6カ所の工場などを点検し、ほかにも繁忙期を中心に長時間労働があったことを確認。「労務管理に不備があったことは誠に遺憾。社内態勢を強化し、改善に取りかかっている」とコメントした。

※引用終わり。

未払い残業手当問題は実際多く発生しており、この記事は氷山の一角に過ぎません。労災がきっかけで、労働基準監督官による「災害調査」を行ったと思われます。災害調査で労働基準法違反が多数見つかり、是正勧告を受けたと思われます。なお書類送検されたということは、個人的には再三行政指導しても改まらなかったと思われます。

今後企業は、監督署調査時には速やかに調査をきっかけに労務管理改善を行うことをオススメします。調査後の対応が、ウヤムヤだったりいい加減な対応をすると、この記事のように書類送検はあり得ます。

日々の企業活動において、「間違い」は多く発生します。問題は、間違った時の対処だと思います。他人のせい」にしたり、ウヤムヤにしては意味がありません。監督署の調査を受けることは、大きなダメージですが、前向きに考えれば労務管理改善のきっかけになります。

なお監督署調査については、私を含む社会保険労務士にできるだけ早く相談いただければ幸いです。



写真は夕食のメインは、ハッシュドビーフでした。我が家では珍しく牛肉入りでおいしかったです(^^)。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。


※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com



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