2016年11月24日木曜日

11月24日 ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討より考える事

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

11月24日 ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討より考える事


11月24日木曜日。今日は、ロイヤルホストに関する気になる記事がありました。

※朝日新聞より引用

ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討
朝日新聞デジタル 11/17(木) 21:13配信

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(HD、福岡市)は、来年1月までに24時間営業をやめることを決めた。早朝や深夜の営業短縮も進めており、定休日も「考えるべき時代が来ている」(黒須康宏社長)として導入を検討していく方針。定休日は百貨店業界で復活が相次いでいるが、外食業界ではほとんど例がない。

 ロイヤルホストは全国223店舗。かつては大半が24時間営業だったが、2011年ごろから営業時間の短縮に取り組み、現在では桜川店(大阪府)と府中東店(東京都)だけ。この2店も、来年1月までに深夜営業をやめる。また、早朝や深夜の営業時間短縮も進めていて、すでに全店平均でみると前年比で30分超も短くしたという。

 外食業界は、深夜営業を減らす傾向だ。人手不足で賃金が上がり、売上高がコストに見合わなくなってきているためだ。また人が集まらない中で無理に営業すれば、従業員に長時間労働を強いることにもなる。生活習慣の変化で、深夜の利用客が減っているという事情もある。

 ロイヤルHDでは深夜、早朝をやめる分、来客が多い昼や夕食の時間帯の人数を手厚く配置する考えだ。「より充実したサービスができるようになる」(黒須社長)としている。(湯地正裕)

※引用終わり。

地元福岡では有名企業であるロイヤルホストですが、大幅に営業時間を変更せざるを得ない事態のようです。飲食業の場合、大手であれ中小企業であれ、長時間労働に伴う過重労働慢性化していると思います。

しかも労働基準法等残業規制に関しても、今後政府(厚生労働省)は積極的に厳格化していくと思われます。また、同業他社のワタミによる過労死、すき家のワンオペレーション(人手が不足する時間帯(特に深夜)を中心に、外食チェーン店などで従業員を1人しか置かず、全ての労働をこなす行為)の問題等度重なる不祥事が、飲食業全体悪い印象を与えたと私は思います。

それに伴い、飲食業全体求人をしても人が集まらず、パートの時給等賃金を上げても集まらない悪循環常態化しているように思えてなりません。パートタイマーが集まらなければ、管理職である正社員等に負担が重くのしかかり、長時間労働となります。このような悪循環を打破するには、下記の対処が考えられます。

短時間勤務社員、転勤無しの地方限定社員働き方を幅広くする。
女性、高齢者等に働きやすい環境・労働時間体制を整備して積極的に採用する。
・いわゆる外国人労働者を活用する。
24時間勤務を取りやめる。
深夜早朝など客数の少ない時間の営業時間を取りやめる。
・昼食時間帯のみ、朝食時間帯のみ、夕食時間帯のみ等短い時間帯の勤務を主としたパートタイマーの雇用

以上のような対処法が浮かびます。

ロイヤルホストさんの場合、24時間営業取りやめ・営業時間の短縮をせざるを得ないようです。実際、他の対処法もやりつくした挙句の結論かもしれません。今後は、人件費粗利益を比較し、検討しながら、時間帯レベルでも人員配置が必要であると私は思いました。また今回の記事は、他業種の中小企業においても参考になる記事だと思います。



※写真は今日の夕食で、自家製カレー・自家製おでん等です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
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ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。









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