2015年1月22日木曜日

1月22日 労働条件通知書兼労働契約書作成と署名捺印立会 セクハラ解決和解金高額化から考える

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理・労働トラブル対応の町医者吉野正人です。

労働条件通知書兼労働契約書作成と署名捺印立会

1月22日木曜日。今日は車で11日中顧問先訪問でした。午後からの顧問先では、従業員の労働条件通知書兼労働契約書を事業主の方にヒアリングしながら作成しました。私の場合、その場で労働条件通知書兼労働契約書を作成することも行っています。

労働条件通知書兼労働契約書作為後は、早速労使間で署名捺印を行い、私自身社労士として立ち会いました。内容の説明等社労士としての「お手伝い」を今後もしていきたいと思います。


セクハラ解決和解金高額化から考える

今日はセクハラについて気になる記事がありました。

※産経新聞より引用

「数字未達なら彼女になれ」 アデランス、社内セクハラ1300万円で和解
産経新聞 1月20日(火)8時31分配信

 かつら製造・販売の最大手「アデランス」(東京)の店長だった男性従業員から繰り返しセクハラを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、退職を余儀なくされたとして、兵庫県内の店舗に勤務していた元従業員の女性が同社に計約2700万円の損害賠償を求めた訴訟があり、同社が女性に解決金1300万円を支払うなどの内容で大阪地裁(谷口安史裁判長)で和解していたことが19日、分かった。和解は昨年11月28日付。

 【和解額は異例の高額】

 セクハラ訴訟に詳しい弁護士によると、今回の和解額は同種事案の中でも異例の高額という。

 訴訟記録などによると、同社は解決金の半額650万円について男性従業員に負担を求めるほか、男性従業員の在職期間中、原告が居住する京阪神地域を勤務地や出張先にしないよう努めるなどとする内容。男性従業員は女性の提訴時には関東地方の勤務地に異動していた。

 訴えによると、女性が兵庫県内で勤務していた平成20年3月、大阪市内の店舗の店長だった男性従業員が指導目的で来店。「数字を達成できなかったら彼女になるか、研修もしくは転勤だ」と脅すなどし、無理やりキスをしようとしたり、体を触ったりするセクハラを繰り返したという。

 【繰り返しセクハラ受け、PTSDに】

 女性は警察に被害を届け出ようとしたが、同社の幹部から止められて精神的に不安定になり、休職。22年1月にはPTSDと診断された。同社は女性をいったん特別休暇扱いとしたが、その後に給与の支払いを停止。女性は23年9月に退職した。セクハラについては地元の労働基準監督署が労災認定し、休業補償給付などの支給を決定している。

 女性側の代理人弁護士は「訴訟について答えることはできない」。アデランスは「コメントは差し控える」としている。

 ■セクハラ訴訟に詳しい山田秀雄弁護士(第二東京弁護士会)の話 「近年のセクハラ訴訟は以前と比べて賠償が高額化する傾向にあるが、1300万円という和解額は同様のケースと比べるとかなり高額という印象だ。企業側が厳しい判決を避けて早期解決を図るため、高額の和解に応じたのだろう。ただ、日本のセクハラ訴訟の賠償額は100万~300万円が一般的で、女性が受ける痛みを考えれば低い。米国での訴訟のような億単位の賠償額は異常だが、女性の被害の重さを知るには今回の和解額は妥当だと思う」

※引用終わり。

私自身、この記事のようなセクハラ・パワハラ関連の賠償金額で高額なのは、非常に珍しいと思います。しかし、最近この記事のように「高額化」しつつあるように個人的には思っています。

今回の賠償金額が高額で和解したのは、労災認定されたのも大きいと思います。また、裁判で長期化すると、企業イメージが悪くなり、本業の売上に大きく響くのは避けられないと思います。

しかし、あまりにも高額な和解額なので、会社として労災認定された証拠等よほど表面化したくない事実があったと個人的には思っています。通常と一桁違う和解額が、今後の裁判の影響をあたえるのでは?と思ってしまいます。

なお、このような裁判沙汰になる前に会社として、「できる事」があったと思います。このようなセクハラ・パワハラ事実発覚後に、まずは双方に事情徴収を行う必要があります。その後、すみやかに労使間での話合いで円満解決・和解を試みることをオススメします。

会社内での話合いで和解が難しい場合は、訴訟をする前に、福岡の場合は、福岡労働局(パワハラはあっせん制度、セクハラは調停制度)や福岡県社会保険労務士会の福岡労働紛争解決センターのあっせん等をオススメします。



写真は今日の夕食で、木の葉丼・いわし干物・焼肉のたれの野菜炒めです。木の葉丼が美味しかったです(^^)。


以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。


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