2014年7月23日水曜日

7月23日 労働基準監督署調査対応について マツダ派遣社員の解雇に対する和解について

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 吉野正人です。

7月23日水曜日。今日西鉄電車で移動し労働基準監督署を訪問しました。目的は、是正勧告書に対する是正報告です。おかげさまで、今回の是正報告で無事終了しました。是正勧告後、約6ヶ月に渡る対応でしたが、無事終了して良かったと思います。

労働基準監督署の調査(臨検・集合監督等)を受けると、労働基準監督官から労働基準法違反に伴う是正勧告(行政指導)を受けるパターンが多かったりします。是正勧告に対して、未払い残業の場合は残業手当を支払うなど改善対処を行った上で、証拠書類を添付の上で是正報告書を提出します。

なお、私自身、社労士として監督官とのやり取りで重要と思っているのは、監督官との「信頼関係の構築」です。ややこしい案件の場合は、その都度監督官へ、経過報告や相談をしながら対処します。なお、賃金台帳や出勤簿捏造などのウソ・インチキ・デタラメは問題外です。


今日は気になる新聞記事がありました。

※読売新聞より引用

マツダ、解雇の元派遣社員に和解金支払いで合意
読売新聞2014年07月22日 22時04分
 山口県防府ほうふ市のマツダ防府工場を雇い止めされた元派遣社員15人が、派遣先のマツダ(本社・広島県府中町)を相手取り、正社員としての地位確認などを求めた訴訟は22日、広島高裁(川谷道郎裁判長)で和解が成立した。

 原告弁護団によると、15人は職場復帰せず、マツダが全員に和解金を支払うという。金額や詳しい内容は双方の取り決めで公表しない。

 15人は2003年7月~09年3月に半年~5年半、同工場で働いたが、08年11月~09年3月に解雇され、09年4月に提訴した。

 13年3月の1審・山口地裁判決は、同社が独自に設けた「サポート社員」という制度を使い、一定期間直接雇用した後、派遣社員に戻す方法で長期間雇用を続けたことについて、「労働者派遣法に違反する」と指摘し、13人を正社員と認定。サポート社員の経験がない2人の請求は棄却した。原告側とマツダ側の双方が控訴していた。

※引用終わり。


ある意味、妥当な判断だと思います。長い月日と裁判費用をかけるより、和解のほうが無難だと思います。しかも、今回は職場復帰せず、和解金で解決ですから、会社側の立場としては、しっかり裁判後の事を考えた決断だと思います。

ただし和解金額は多大になるでしょうから、裁判沙汰になる前の労使間話し合いによる解決をオススメします。




写真は今日の夕食で、ピーマンの肉詰め・にんじんしりしり・ゴーヤーだけのチャンプルです。沖縄在住経験がある為、沖縄料理系も食卓に並びます。ゴーヤーだけのチャンプルがおいしかったです(^^)。

以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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