2018年1月4日木曜日

1月4日 売り手市場 専門学校生に脚光から中小企業の求人・採用を考える

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
1月4日 売り手市場 専門学校生に脚光から中小企業の求人・採用を考える

1月4日木曜日。今日は、専門学校生と就職に関して気になる記事がありました。

※読売新聞より引用

「売り手市場」専門学校生に脚光
読売新聞2017年12月26日 05時20分
 「売り手市場」を背景にした人手不足などで、専門学校を卒業予定の学生たちが、企業の注目を浴びている。即戦力として活躍できる知識技術を持つのが専門学校生の強みで、就職率が上昇し、大手企業から内定を得る学生も増えているという。(佐藤寛之)

大卒上回る就職率 「実践的な技術魅力
 日本電子専門学校(東京)で今月、企業10社による合同説明会が開かれ、ゲームやアニメ業界などを目指す学生約120人が集まった。

 学生たちは自作のイラストや映像を見せて実力をアピール。ゲーム制作研究科3年の斉藤康介さん(21)は、「得意分野以外の作品も増やし自分を売り込みたい」と話す。

 映像制作会社の担当者は、「理論を中心に学ぶ大学生より、専門学校生は実践的な技術を持っているのが魅力」と語った。

 文部科学省によると、専門学校の卒業者に占める就職者の割合は、2016年3月卒が81%で大卒の75%を上回る。同校の高橋陽介キャリアセンター長は、「売り手市場の影響か、例年よりも大手企業から内定を得る学生も多い」と言う。

 専門学校は学校教育法の「専修学校」の一つで、全国約2800校で約59万人が学ぶ。学科は2年制を中心に1年制から4年制まである。単位数などを満たせば、大学への編入や大学院への進学もできる。

学校が手厚い支援 業界にパイプ
 就職活動は、特定の技能が求められる「専門職」や「一般職」といった応募職種が中心となる。ただ、大手企業の総合職では大卒以上を要件とすることなどで、専門学校生を募集対象に含めないことがある。

 一方で、専門学校は在学中に資格を取得できるなど、専門性を身に付けやすく、特定の業界や職種と強いパイプがある。学校側の就職支援も手厚く、企業選びや面接対策の指導がきめ細かく行われ、これが就職率を上げる要因になっている。

 企業側に選考解禁などのルールはないが、学生の就活日程は、資格取得の勉強を同時に進めるなどハードになりがちだ。専門性が高くなる分、進路の変更が難しい面もあり、学科の特徴などを踏まえて、就活の時期や職種を意識する必要がある。

 東京都専修学校各種学校協会の真崎裕子事務局長は、「大卒などと比べ、待遇面で差が出ることもある。卒業生の定着率などの情報を学校で確認しキャリア形成を考えてほしい」と呼びかけている。

※引用終わり。

今回の記事から、中小企業における今後の方向性について、私自身、改めて考えさせられました。中小企業の場合、専門性・特殊性の強い会社も多く、学歴より技能・資格を求めている会社も多かったりします。

この記事を読んで、私の顧問先を振り返ってみると、IT系や建設業等専門技術・資格・技能が必要な会社があります。実際、専門技術資格を教える専門学校や短大等と密に交流し、質の高い卒業生を採用している顧問先があります。

私は、今後、使えない知識を教える一部の大学よりは、実務に繋がる知識技能を教える高校・専門学校・短大・高校等の方が、中小企業にとって有益では?と考えてしまいます。特に大学の場合、大企業志向の学生が多いのは、否めないと思います。ただ一部の工業高校等の先生は、実績作りの為、大企業・公務員への入社を積極的に薦めている側面もあります。

ただ少子高齢化かつネット社会の現在、中小企業にとって、事業継続は必須です。お金財産ですが、従業員財産です。今後我々中小企業は、実務に繋がる技能・資格を教える学校へ日頃から接触が必要であると私は思います。

また新卒の場合、採用後の「定着」の問題も重要です。採用前には、必ず受け入れ後教育体制・教育担当者・教育プログラム(計画)の整備をお薦めします。私自身も、採用と労務管理の町医者として、新卒者の求人・採用に関する「橋渡し」も出来れば幸いです。


※写真は、今日の朝食で、妻による自家製バナナケーキです。甘さ控えめで美味しかったです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
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ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。







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