2017年6月4日日曜日

6月4日 社労士自主勉強会で、アドラー心理学を活用した労務管理の講師をしました。

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
6月4日 社労士自主勉強会で、心理学を活用した労務管理の講師をしました。

6月4日日曜日。昨日は、自主勉強会サークル福岡SSRにて講師を行いました。内容は、「社労士が行う心理学を活用した労務管理」でした。今回の内容は下記の通りで、アドラー心理学の概要とアドラー心理学の労務管理における活用法を講義しました。

目的論現在と未来のことを考える。 目的に対して何をするか考える。(例)「今後、どうしたいか?」「どうしたら、できるようになるか?」

労務管理は、過去の原因を追求する原因論ではなく、未来志向目的論で考え行動する。WHY(なぜ)ではなく、HOW(どのように)で考えて行動する。

・部下に対して「ほめる」のではなく、「勇気づけ(困難に立ち向かい、乗り越えるための活力を与えること)」を行う。→上から目線で評価せず、コントロールしない。横から目線・対等な立場で、感謝・主観や感想を伝える。自立性を高める。

また、心理学を使った従業員への教育として、下記の要点を説明しました。
感謝を表明する。:「ありがとう」と言う。
ヨイ出し(良い出し)をする。:ダメ出しの反対→良い所を見つけて、指摘する。ほめるではない。悪い所を指摘しすぎると、逆にさらに悪くなる。ずっと指摘され続けると、ますます改善されなくなってしまう。→心理学的でいう(負の)強化になってしまう。→ヨイ出し(正の)強化を行う。
聞き上手になる。
プロセス(過程)重視:結果重視の反対を行う。
失敗を許容し、失敗から学ぶ。:減点主義から加点主義に変更
私メッセージ(アイメッセージ)をつかう。

以上のような内容を約2時間かけて一生懸命説明したつもりです。私自身、講義をすることによって、復習かつ勉強出来て良かったです。

なおアドラー心理学に関しては、約2年前から十数冊の本を繰り返し読み続けてきました。日本におけるアドラー心理学に関しては、ベストセラー「嫌われる勇気」「愛される勇気」を監修されている岸見一郎先生が有名ですが、岸見先生は哲学者でもあるせいか哲学的な言い回しが多く、アドラー心理学を「使う」と言う点では難しく、私には合いませんでした。

今回は、中小企業診断士でもある岩井俊憲先生および臨床心理士である八巻秀先生の著作を中心に、実務で「使える」内容を一部話してみました。なお社労士として、アドラー心理学は中小企業の労務管理において非常に有効であると私は思います。しかし、「万能」ではなく、有効な処方箋・治療法の1つと私は思っています。

今回の講義が、同業の先生に実務上何らかのプラスになれば幸いです。


※写真は今日の夕食で、麻婆豆腐・野菜サラダ等です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。









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