2017年6月28日水曜日

6月28日 低所得にあえぐ40代が急増中の記事から考えること

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
6月28日 低所得にあえぐ40代が急増中の記事から考えること

6月28日水曜日。今日は低所得の40代労働者に関する気になる記事がありました。

※日刊SPAより引用

42歳・アルバイトで年収234万円、一度も正社員経験のない男性の未来は…

2017年6月23日 8時54分 日刊SPA!

 40代ともなれば給料も上がり、若い頃よりも楽できると思っていたのに。そう嘆く声は多い。昨今、低所得にあえぐ40代が急増中だ。その理由は出世できない、転職回数が多いなどさまざま。中年でも稼げない時代が来ている――

◆大学時代の就活失敗がきっかけで、以来20年間一度も正社員になれず
…伊藤隆行さん(42歳・独身)/食品工場/年収234万円

「同じ低所得でも正社員の人は、私より恵まれているのに不平不満を口にする方が多いと思います」

 そう憤るのは、食品工場でアルバイトとして働く伊藤隆行さん(仮名・42歳・独身)。実は、大卒ながら20年間、正社員として働いた経験がまったくないという。

「大学時代の就活は、’90年代末の就職氷河期と被ったことで失敗。仕方なく派遣社員として働き始めましたが、20代後半のとき、このままではマズいと思い正社員で働ける仕事を探したんです。それである飲食チェーンに採用されたのですが、配属先の店舗ではミスを連発してしまい、試用期間の3か月でまさかの採用見送り。その後もリフォーム会社に採用されたこともあったのですが、ここでは高ノルマに連日の深夜残業、上司のパワハラに耐えかねて試用期間2か月目で自分から退社。以降は仮採用すらされることもなかったので転職活動を諦め、再び派遣社員として働いていました」

 ところが、40歳になると、「紹介できる仕事がない」と派遣社員としての仕事も失ってしまう。ここでも正社員目指して転職活動を行うが年齢と正社員経験のなさがネックとなり、書類選考すら突破できなかったという。

「結局、今も同じ非正規雇用ですが、身分はアルバイトとさらに落ちてしまいました。年収は残業や休日出勤を積極的にこなしていますが派遣社員時代以下の240万円稼ぐのがやっと。けど、会社の経営状態が悪いらしく、今の食品工場の仕事すら失う可能性もあります。老後のことを考えると不安しかなく、それ以前に老後まで生活を維持できるかどうか……」

※引用終わり。

私自身、この記事を読んで、社労士になる前の失業・転職時代を思い出しました。私の場合、大学卒業後、東証一部上場会社に入社し約10年働いた後、社労士受験とクレーム処理の重圧、転勤で駐在期間不明の沖縄在住に不安を感じ、地元福岡の中小企業に民間職業紹介会社を介して転職しました。

私自身、中小企業転職後は学歴は全く通用せず、職歴、実績と実務経験が重要視されることを肌身で実感しました。逆に中小企業では、大卒であることに「ヒガミ」とも思われるいじめ(パワハラ)も経験しました。また出身大学の「やっかみ」等に伴う「嫌がらせ(パワハラ)」もあったのを思い出します。

私自身、社労士となるまでに3~4社ほど転職しましたが、収入は最初の会社より激減したのを思い出します。また私自身、営業職の経験しか無く、社労士になるまで「実務」に使える資格・技能を身に着けていなかったのが致命傷でした。記事のような悲劇は、他人事ではないと私は改めて実感しました。

この記事や私自身の度重なる失敗経験をもとに、現在学生の方や転職を考えている方等に下記のような教訓を書いてみたいと思います。

学歴は、原則最初に入社する会社しか通用しない。

・会社在職中に、目的も無く・漫然と働くのではなく、一生飯が食えるスキル(技能・技術)・資格・実績を身に着けながら働くことをオススメします。

・高校・大学・短大・専門学校以降は、「将来、何の仕事をしたいか?」を考えて、仕事に役立つ資格・技能が学べる学校選びをオススメします。

・自分がしたくて、楽しく、一生飯が食える資格・スキル(技能・技術)を身につけ、日々鍛錬する事をオススメします。

・個人的には、すぐに「楽して」たくさん稼げる仕事より、「楽しく」長く継続的に稼げる仕事ができる職種をオススメします。

・転職時には、会社が欲しがるような技能・技術・資格・経験があるか?を見極め、会社に売り込むことをオススメします。

以上のような点が、私の「主観」で考えている教訓です。少しでも、今後、就職・転職を考えている方に参考となれば幸いです。


※写真は今日の夕食で、お好み焼き・麻婆豆腐・白菜の胡麻和え・とうもろこしご飯等です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。









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