2016年12月4日日曜日

12月4日 ドン・キホーテに罰金50万円 従業員に長時間残業より思うこと

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

12月4日 ドン・キホーテに罰金50万円 従業員に長時間残業より思うこと

12月4日日曜日。今日は、労働基準監督署の書類送検に関する気になる記事がありました。

※時事通信より引用

ドン・キホーテに罰金50万円 従業員に長時間残業 東京簡裁
(時事通信)2016年11月14日[判例命令]
大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」(本社・東京都目黒区)が従業員に違法な長時間労働をさせたとして、東京地検は14日、労働基準法違反の罪で、法人としての同社を略式起訴したと発表した。処分は10月13日付。東京簡裁は10月26日に罰金50万円の略式命令を出し、同社は11月9日に納付した。

起訴状によると、同社は東京都内の3店舗で、労基法に基づく労使協定で定めた上限を超える時間外労働従業員4人にさせたとされる。協定では3カ月につき120時間を上限としていたが、約407時間に達したケースもあったという。

一方、東京労働局が今年1月に同法違反容疑で書類送検していた同社支社長ら8人については不起訴処分とした。

※引用終わり。

今回は、有名企業の労働基準法違反による書類送検罰金50万円の略式起訴の記事です。ある意味、「見せしめ」的な扱いのように私は思います。正直、罰則自体が罰金50万円なので、「軽い」と思われるかもしれません。また、「法人」略式起訴されましたが、当事者である「個人」の方は不起訴処分になっています。

今回のような労働基準監督署による是正勧告→書類送検→略式起訴の流れは、いわゆる最悪の流れだと思います。刑が軽い分、「たいしたことない」と思われる方がいるかもしれませんが、「違う」と私は思います。

このような事態になるまで、かなり悪質で長期的な労働基準法違反があったと思われます。ネット社会の現在、このような労働基準法違反・書類送検・略式起訴の事実は、採用の方に大きく響くと私は思います。「大きい会社だから、労務管理はしっかりしているとは限らない。」と知らしめてしまう典型事例だと私は思います。

今回の記事を教訓に、労働基準監督署の調査に関しては、「軽く」考えてはいけないと思います。しかし慢性化した長時間労働をしている会社が大企業であれ、中小企業であれ多いのも事実です。

今後、今回の記事を教訓に長時間労働改善のきっかけにして頂ければ幸いです。なお労働時間管理長時間労働改善については、私を含む社会保険労務士に相談していただければ幸いです。



※写真は今日の夕食で、鰤(ぶり)の照り焼き・野菜たっぷり中華スープ・ニラ玉・肉じゃが等です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
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ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。









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