2016年5月16日月曜日

5月16日 製薬会社の男性うつで自殺 会社に2500万円賠償命令より学ぶこと

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

製薬会社の男性うつで自殺 会社に2500万円賠償命令より学ぶこと

5月16日月曜日。今日は、精神疾患に関する気になる記事があったので、書きたいと思います。

※朝日新聞より引用

製薬会社の男性うつで自殺 会社に2500万円賠償命令
朝日新聞2016年4月27日00時32分

 製薬会社「サノフィ」(東京都新宿区)に勤めていた男性(当時47)が自殺したのは、うつ症状があったのに適切な対処をしなかったためだ」として、遺族が同社に1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、会社に約2490万円の支払いを命じた。鈴木正弘裁判長は「自殺の2日前には男性の異状に気づけたのに同社は対応を怠った」と述べた。

 判決によると、男性は営業などを担当。2007年ごろから不眠などの症状で通院を始め、09年1月に遺書を残して自殺した。

 判決は、同月に入ってから男性のミスが急増し、「自分は仕事が遅い」などと発言していたことなどから、「上司は自殺の2日前には、男性がうつ病などを発症していたことを認識できた」と認定。「男性の仕事を軽くするなど、緊急対応をしていれば自殺は防げた可能性が高い」と判断した。

※引用終わり。

最近は、労働トラブルにおいても、精神疾患に関する相談が増えています。私自身も、労働相談員時代や社労士業務においても、精神疾患に関する相談が増えてるのが実情です。実際、「私は鬱です。」と自ら明らかにした上で、パワハラ等の相談を受けたことを私自身、思い出します。

今回の判決は、非常に厳しいと私は思います。正直、精神疾患を早期に発見し、自殺を防ぐ事の必要性を、会社側に強く求めてるような判決に思えてなりません。いわゆる見て見ぬふり」は許されないと言う判決だと、私は思います。

労働トラブルなど今回の件を含め、トラブル発生の最前線は、職場の管理職です。管理職が、見て見ぬふり・勘違い・パワハラ等で対応を間違えると、記事のような惨事になりかねないと思います。管理職個人の判断ミスは、管理職本人だけでなく、会社全体の問題になります。

今後は、早めに本社人事部・経営者への報告・連絡相談が大切になります。精神疾患等に関しては、管理職個人の問題ではなく、会社全体で共有化して対処すべき問題です。その為にも、会社はミスや問題について、報告・連絡・相談したこと自体をプラスに評価する必要があると思います。

逆に報告・連絡・相談怠ったことに関しては、厳しく指導・懲戒処分等行う必要があります。また報告・連絡・相談後に、問題解決・改善に貢献した場合は、高く評価すべきであると思います。今後は、「一人よがり」の行動をさせず、企業としての組織プレーでの対応が必要だと思います。



写真は今日の夕食で、ソーセージパスタ・麩チャンプルー等でした。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし会社側の相談のみであり、労働者からの相談は対応していませんので、ご了承願います。
なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
社会保険労務士おくむらおふぃす


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