2018年2月3日土曜日

2月3日 人手不足の現在、中小企業に必要な求人・採用方法とは?

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
2月3日 人手不足の現在、中小企業に必要な求人・採用方法とは?

2月3日土曜日。今日は、求人に関する気になる記事がありました。

※キャリコネより引用

2018年の景気に悪影響を及ぼす懸念材料1位「人手不足」 すでに「人員不足により受注できない」という企業も
2017.12.20キャリコネ編集部

帝国データバンクは12月14日、「2018年の景気見通しに対する企業の意識調査」の結果を発表した。調査は今年11月に実施し、企業1万105社から回答を得た。

今年の景気動向について尋ねたところ「回復」局面であったと回答した企業は21.2%。前回から15.5ポイント増加し、4年ぶりに2割台まで回復した。企業からは

「産業界は全体的に動きが出てきている。回復傾向は間違いない」(製缶板金/福島県)
「観光客の増加や製造業の輸出競争力の回復などにより景況が上昇してきた」(精密機械器具卸売/大阪府)

など、経済指標の改善や自社業績などから「実感している」という意見が見られた。

2017年は「地域や業種で濃淡が見られるものの、再び上向き傾向へ」

一方で、回復ペースが横ばい状態の「踊り場」局面という回答は49.0%で、3年ぶりに半数を下回った。企業からは「現時点で成長率がプラスであるとの実感はない」という声が出ていた。また「悪化」局面(9.2%)と回答した企業からは、

「事業展開している地域が過疎地であり、消費意欲も活気もない」(ガソリンスタンド/福島県)
人員不足により受注できない」(ゴムホース製造/神奈川県)
「東京五輪を中心とした大都市圏だけが良いのではないか」(石油卸売/新潟県)

という声があがった。調査元は「地域や業種で景気回復の濃淡が見られるものの、アベノミクスから5年目となる2017年の景気動向は再び上向き傾向が強まった一年だったと言えよう」とコメントしている。

2018年の景気について聞くと、「回復」局面を迎えると見込むと回答した企業は20.3%。2017年の見通しを聞いた前回調査(11.0%)から9.3ポイント上昇した。

2018年の景気に悪影響、企業の半数が「人手不足」と回答
一方、来年の景気に悪影響を及ぼす懸念材料を尋ねると、1位は「人手不足」(47.9%)となり、昨年実施の前回調査より19.5ポイント増加。企業からは、

人件費があがっているため、零細企業ではさらに人材確保が難しくなっている」(繊維製品製造/群馬県)

という声があがっており、調査元は「労働市場がひっ迫し、企業の約5割人手不足と捉えているなか、景気への悪影響を懸念する企業が急増していることが浮き彫りとなった」と分析している。

2位以降「原油・素材価格(上昇)」(40.0%)、「消費税制」(25.7%)、「地政学リスク」(19.1%)と続き、いずれも前回より大幅に増加している。一方、前回調査でトランプ大統領の経済政策への懸念からトップだった「米国経済」は14.1%で27.7ポイント減となっている。当初は危険視されていたトランプ氏だったが、それほどでもなかったということだろか。

ほかには、次のような声が寄せられていた。
「原油価格の上昇と同時に円安が進行すると、原材料コストが上昇してしまう懸念がある」(一般貨物自動車運送/静岡県)
「消費税増税の時期が迫り、財布のひもは一層固くなる」(野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料製造/大分県)
「北アフリカや中東から東アジアにかけて、政治的リスク拡大による景気停滞の恐れ」(園芸用品卸売/兵庫県)

※引用終わり。

慢性的な人手不足の現在、顧問先訪問をしていても、中小企業における人手不足は、深刻になっていると実感します。実際、顧問先によっては、従業員の高齢化も深刻になっており、金銭面でなく人材面においても、事業継続・事業発展に対策を講じる必要があります。

今までの中小企業の求人・採用と言うと、欠員補充の中途採用が多かったように思われます。従業員が退職した時に、ハローワークへ求人を出し、面接1回採用と言うような流れで採用を繰り返してきた中小企業が多いのでは?と私は思います。

しかし数年前から、複数の顧問先から求人をしても集まらない」と言う相談が増えてきました。さらに人手不足の現在、僅かな求職者を「しっかり」採用試験・面接等を行わずに採用している、または「採用ありき」の面接をしている傾向が強くなっているような気がします。

人手不足だから、会社に合ってない人材であっても、少々問題があっても仕方がない等の理由で採用をしている事例をチラホラ見かけるようになりました。いわゆる妥協して雇った人材です。しかし、妥協して雇った人材に限って「問題社員」である事例を私自身、社労士と言う仕事柄多く見てきました。

今後は、人手不足の現在だからこそ、我々中小企業は、求人票・求人広告等で質の高い人材を確保すべく工夫し、他社よりも力を注ぐ必要があると思います。また採用・面接試験においては、妥協して雇わず、自社の企業理念に合った・自社に合った人材のみを採用する必要があると思います。

私自身も今後、採用と労務管理の町医者として、中小企業における求人・採用試験・面接のお手伝いに尽力したいと思います。

なお詳細については、2月9日金曜日に行う「第25回 問題社員を雇わないための求人・面接・採用試験対策セミナー」で説明しますので、ご興味のある方は、リンクから申し込んで頂ければ幸いです。おかげさまで残席5席になりました。


※写真は、先日の夕食で、自家製海老ピラフとポトフです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。







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