2015年6月9日火曜日

6月9日 事業拡大と労務管理

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

事業拡大と労務管理

今日は、ベンチャーバブルに関する気になる記事がありました。

※朝日新聞より引用

「ベンチャーバブル」大丈夫? 上場時高値→暴落相次ぐ
朝日新聞大鹿靖明2015年6月9日05時28分

 株式市場で「ベンチャーバブル」の懸念が高まっている。相場活況を受けて新規上場企業が増えるなか、上場時に高値をつけても、その後暴落するケースが相次ぐからだ。不適切な会計処理が露見する事例も頻発。過去のITバブル崩壊で苦い思いをしてきただけに、東京証券取引所は過熱する新興企業人気に警鐘を鳴らしている。

 昨年12月に東証1部に上場したゲーム開発会社gumiはこの3月、営業損益段階で13億円の黒字見通しが4億円の赤字になると下方修正し、4月には希望退職も実施した。業績暗転の衝撃を受け、株価は上場時の半値に一気に下落。gumiは6月1日、再度業績予想を黒字見通しに転換したが、この間株価は低調に推移した。昨年12月に東証マザーズに上場した飲料販売のフルッタフルッタも2月、見込んだ営業利益3分の1に減ると下方修正。株価は上場時の半値以下で推移している。

 このほかにも株価が大幅に値下がりする例が少なくない。国会でも関心を呼び、民主党の大久保勉参院議員は「証券会社が引受手数料ほしさに無理して上場を急いだのではないか」と指摘した。

 マザーズに上場した電力マネジメント会社のエナリスは昨年暮れ、不適切な会計処理が明らかになり、創業社長が辞任。ジャスダック上場のアイセイ薬局でも今年2月、過去の薬局建設工事や土地取得に不適切な会計処理が見つかり、創業社長が辞任した。ともに第三者委員会は「ワンマン経営者を自制する仕組みが整っていなかった」と報告書をまとめている。

 憂慮したのが過去に苦い教訓のある東証だ。2000年の「ITバブル」時にはマザーズ上場第1号のリキッドオーディオ・ジャパンの元社長が逮捕された。06年にはライブドア事件がおき、売り注文が殺到して東証は全取引を停止した。「過熱すると事件が起きるというのが私たちの経験則。もう繰り返してはならない」と東証の静正樹取締役。東証は3月末、証券会社と監査法人に対して新規公開の「品質向上」を要望。経営者のかかわる取引について審査を厳しくし、業績予想はその根拠を含め開示するよう要請した。

※引用終わり。

私は、社労士という仕事柄、記事を読むと「採用と労務管理面から考えてどうすべきか?」と考えてしまいます。

私自身、新規設立した企業が右肩上がりで売上が上がると通常、人を増やし・支店や営業所を増やし・多角化する等事業拡大に爆走する事例が多いような気がします。しかし、私は売上が上がったら事業拡大には反対です。

事業拡大にするには、お金も必要ですが新たな人材も必要です。急激な事業拡大をした場合、即戦力を欲しがるのが経営者の典型だと思いますが、ちゃんとした教育もせずに現場に投入してしまう事例が多いような気がします。

実際、急成長した会社が傾く事例は、労働トラブルが伴っている事が多いようです。当然、顧客へのサービスは中途半端で、リピーター(常連客)も来なくなり、売上・粗利益ともに事業拡大前より下がってしまう事例もあります。。。

今後は、会社の業績(粗利益)人件費を比較の上で、従業員の増員をするか否かを判断することをオススメします。当然、採用後の受け入れ教育の整備も必要です。また、企業経営にも春夏秋冬のような「季節」があると思います。常に売上・利益が右肩上がりの状態が続くとは限りません。「季節」に応じた採用計画の見直しも必要だと私は思います。





※写真は今日の夕食のメインで、妻の友人から頂いた福岡産あさりで作ったクラムチャウダーです。


以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。


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