2015年6月28日日曜日

6月28日 37歳子育て真っ最中のお母さん「2000万円」着服!から学ぶこと

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

今日は着服に関する記事について書きたいと思います。

7歳子育て真っ最中のお母さん「2000万円」着服!から学ぶこと



37歳子育て真っ最中のお母さん「2000万円」着服!まじめで地味・・・何に使ったの?

j-castニュース2015/6/23 13:57

東京都の足立貨物運送事業協同組合の元女性社員、花岡未帆容疑者(37)が組合のカネを着服したとして業務上横領の疑いできのう22日(2015年6月)逮捕された。「生活費や借金の返済に使った」と容疑を認めている。

花岡は去年(2014年)2月から7月にかけて、インターネットバンキングを利用して組合の預金口座から自分の口座に振り込んだ疑いだ。インターネットバンキングは窓口やATMに出向く必要はなく、パソコン上で処理できる。計32回にわたり2000万円を横領した。

出産で退職直後に発覚
花岡はおととし(2013年)11月から去年(2014年)6月までは派遣社員として経理を担当し、7月から正社員となったが、出産を控えて9月に退職した。その直後、組合の会計監査で不正が発覚した。勤務状態はまじめで、勤務中も月に1度チェックを受けていたので気付かれなかったようだ。

花岡は夫と生後8か月の赤ちゃんと小学生の4人家族で、足立区のマンションに暮らしている。近所の人に聞くと「派手なところはまったくない」「Tシャツ姿で子育てを一所懸命やっているお母さんのイメージ」「そんなことをする人とは」「主人は優しそうで、仲の良い様子だった」と話している。

1回目がうまくいってズルズル・・・
司会の加藤浩次「勤務態度も普段の生活もまじめといわれていたようですが、借金はなんだったのでしょうか」

レポーターの西村綾子「まわりの人たちも何があったのか分かっていなかったと思われます」
五百田達成(作家・心理カウンセラー)「最初の1回がうまくいって、ズルズルと歯止めが利かなくなって32回2000万円に膨れ上がったということでしょう」

※引用終わり。

 新聞記事のような着服・横領事件は他人事ではありません。実際、私自身も社労士の仕事をして約10年ですが、着服・横領に関する事例は何度か経験しています。


このような事を防ぐには、どうしたらいいのでしょうか?私は、下記の対処が必要だと思います。

就業規則における、懲戒規定の確認・見直し。
・お金を扱う業務に携わる労働者においては、労働契約書にて特別条項を設け労使間で交わす。
誓約書の署名捺印。
・お金を扱う業務を一人に丸任せせず、病欠した時でも対応できる「サブの人材(副人材)」を育てる。
・一つの業務を、メイン人材(主人材)サブ人材(副人材)で組み合わせて仕事させる。
・経営者・管理職自ら、「抜き打ち」でさりげなく仕事の状況をこまめに確認する。

以上のような対処をお勧めします。

最近は、1つの業務2人以上で業務範囲をお互いダブらせながら仕事をさせるのが良いと私は思います。会社側の立場でから見ると、不正防止及び労務改善に繋がります。労働者側の立場で見ると、年次有給休暇取得においても取得しやすくなります。

今後は、不正事件を「けしからん」で終わらさせず、「今後どうすべきか?」を中小企業と一緒に考え改善していきたいと思います。



※写真は午後のおやつで、自家製バナナマフィンです。甘さ控えめでおいしかったです(^^)。


以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。


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福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
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