2018年10月6日土曜日

10月6日 メイン人材・サブ人材のすすめ

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
10月6日 メイン人材・サブ人材のすすめ

10月6日土曜日。三連休の初日ですが、現在福岡は台風が通過中です。日頃の社労士業務の中で、人材の活用方法について考えさせられる事例があります。

私が日頃、顧問先の各中小企業と接するのは、経営者及び人事・総務担当者・人事総務管理職の方々です。今まで多くの中小企業と接していると、下記のような共通の問題点がある場合があります。

・総務経理業務等1つの業務を1人が全て行っている。
1つの業務を1人が全て行っていると、その人がいなくなると会社の仕事が停滞してしまう。
1つの業務を1人が全て行っているので、他の人が代わりに業務をする事が出来ない。
1つの業務を1人で全て行っているので、いわゆる「聖域」が出来てしまい。経営者も1つの業務を1人で全て行っている従業員に「お伺い」を聞いて、業務を依頼せざるを得ない。
1つの業務を1人で全て行っているので、病気で長期休んでしまったり、引き継ぎもせず・引継ぎ不十分で退職した場合、会社の業務に大きな支障が出てしまう。

以上のような問題を、今まで目の当たりにしました。しかも過去に、総務経理業務を1人に丸任せした会社で、着服・横領が判明した事例も、私自身、過去経験・対応しています。

このような1人に1つの業務を丸任せの方法から、下記のような対応に変更する事をお薦めします。

就業規則における、懲戒規定の確認・見直し。
・お金を扱う業務に携わる労働者においては、労働契約書特別条項を設け労使間で交わす。
・労働契約書とは別に、誓約書の署名捺印。
・お金を扱う業務を一人に丸任せせず、病欠した時でも対応できる「サブの人材(副人材)」を育てる。
一つの業務を、メイン人材(主人材)とサブ人材(副人材)で組み合わせて仕事させる。
経営者・管理職自ら、「抜き打ち」でさりげなく仕事の状況をこまめに確認する。

以上のような対処をお勧めします。一人に丸任せして、その人にしかわからない「聖域」を作らせない事が大切であると私は思います。

最近は、1つの業務2人以上で業務範囲をお互いダブらせながら仕事をさせるのが良いと私は思います。「会社側の立場」から見ると、不正防止及び労務改善に繋がります。「労働者側の立場」から見ると、年次有給休暇においても取得しやすくなります。

今後は、不正事件を「けしからん」で終わらさせず、「今後どうしたらいいか?」を中小企業と一緒に考え改善していきたいと思います。


※写真は先日の夕食で、自家製おでんです。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。








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