2017年12月15日金曜日

12月15日 採用面接の現場から学んだこと

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
 
12月15日 採用面接の現場から学んだこと

12月15日金曜日。私自身、最近は顧問先の採用試験において、面接官として参加する機会が多くなっています。面接をする中で、いろいろな労働者の方がいらっしゃいます。最近の新聞報道等では、過重労働パワハラブラック企業に関する労働問題記事が多いですが、面接労働トラブルの現場では、問題社員・ブラック社員と思われる方も、一部いらっしゃいます。

少子高齢化の現在、業種によっては深刻な人手不足で、「猫の手も借りたい」のが事実だと思います。なので、問題があっても即戦力として、大幅に妥協して雇ってしまう場合があります。しかし私自身、過去の労働トラブル事案を見ると、妥協して雇った又はしっかり面接せずに雇った人に限って問題社員で、結果的に戦力にならず、他の従業員に迷惑をかけた挙句、本業以外に労力を注いでしまった事例を多く目の当たりにしました。

採用試験においては、いくら直ぐに採用したいと思っても、下記のような事例の場合は、採用を控える又はいったん保留して考える事をお薦めします。下記事案は、実際に採用試験現場であった事例です。

(履歴書)
誤字脱字が多い。
・間違えた個所をそのまま放置。または二重線で消したり、修正テープで消す。
・自己紹介や志望動機、趣味等の欄に記載が全くない。

(面接時)
すぐに採用してほしい・明日すぐ働く等と主張する。
・給料面で、会社の基準以上の高額な賃金を要求する。
・面接時に遅刻する。遅刻した時に電話連絡もなく、来た時には自らお詫びのあいさつをしない。
・契約社員やパートタイマーの面接の場合、正社員になりたい旨主張する。
・面接で、質問される事を嫌がる。

(適性検査・アンケート)
・明らかに「めんどくさいから」と思われる「いい加減な」回答をする。例:3者択一だと、ほとんど真ん中を選択。
・質問事項について、記入が無い箇所が多い。

今回、ある労働者の面接(2回目)で、「2回目の面接」を「給料の打ち合わせ」と勘違いした挙句、「技能・資格が優れてる点で採用すべきで、あれこれ質問をするのは非常識だ」と労働者より説教を受けました(^^;)。なお事前に「2回目は社労士を混ぜての面接をする」旨顧問先事業主より告知したにもかかわらず、聞いてなかったようです。

また、いままで多く労働トラブル事案を見てると、過度のプライド(誇り)・自信を持ってる方の一部が、問題社員となってるように思われます。私自身、面接では、技能や経歴、資格だけでなく、人間性と企業における企業理念に合った人材か否かを判断しています。

現在の中小企業において、人材確保・維持は非常に重要です。慢性的な人手不足の現在だからこそ、会社に合った人材を「しっかり」集め・選び・育てる事をお薦めします。



※写真は昨日の夕食で、鶏鍋・雑炊等です

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。







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